Martijn en Milan in Kioto (2011).

翻訳社「粋」の紹介

 

翻訳社「粋」は日本学科を卒業したミラン・ファンベルローとマルタイン・フーレによって設立されました。創立者は二名とも学生時代、そして卒業後にも、翻訳者・通訳者としての経験をオランダと日本の両国で積んできました。通訳・翻訳者は多くの場合、欠かせない存在であり、お客様のご満足を頂けなければ、仕事の意味もありません。翻訳社「粋」は、円滑なコミュニケーションを実現させることを目標に立てております。

「粋」という語は、もともと「意気」と書かれ、古典中国語からの借用語です。「粋」と書き始められたのは、明治維新以降の頃です。「いき」は江戸時代には、町人文化における美的意識のひとつとなり、日本文化の中枢的な概念となりました。粋は、明治維新以後にも、九鬼周造(1888年-1941年) が『「いき」の構造』を著したなど、未だにその意味を失っていません。

 「粋」は、優雅な意味を持ちながら、日本と深い関わりのある一単語です。日本語は固より、オランダ語でも英語でも発音が簡単で、日本とオランダの間の橋渡しを象徴する単語です。私たち「粋」も、日本とオランダ間のコミュニケーションをより良いものにできればと思っております。

Milan van Berlo

ミラン・ファンベルロー

私が2006年に日本学科に入ったもっとも大きな理由は、日本語です。日本語はあらゆる点においてオランダ語と異なるため、興味を引かれました。学部3年時に、九州大学に留学し、そこで日本語能力試験1級を取得しました。

その後、2011から2012年にかけて、京都大学で学びました。2014年にライデン大学アジア地域研究科修士課程を修了しました。修士論文のテーマは上代語の文法についてでした。

在学中より、通訳者としての経験を積んできました。一例としてアルケ航空の依頼でオランダ人乗務員と、日本人乗客の通訳を担当した他、エレクトリック・ズー社の依頼でレクサス自動車のテレビコマーシャルの撮影の通訳も担当しました。

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マルタイン・フーレ

中学生時代から言語に深い興味を持っています。英語を原点に、ラテン語と古代ギリシャ語まで興味が広がりました。高校卒業後、いわゆる「美しい言語」を学びたく、結局日本語を身につけることに達しました。オランダのライデン大学で日本学を勉強し、大学3年時に一年間長崎大学に留学しました。長崎は昔、オランダとの貿易で栄え、現在に渡る日本とオランダの約400年間の友好関係の始まりの地でもあります。私はその、日本にあるオランダ人所縁の地において、一年間言語知識を磨きながら、サークル活動も行いました。サッカーと軽音サークルに入部し、日本人の大学生活を少し実感できたような気がしました。

その後、私は帰国し、大学を卒業しました。ライデン大学院に進学し、日本学科で日本の社会学を専攻しました。修士論文のテーマを『日本大学における部活・サークル活動とその大学生生活の位置と影響』とし、二度目の日本留学を京都の同志社大学で行いました。日本滞在中は、軽音サークルとボクシング部活動にも参加し、卒業研究として日本の大学生にインタビューを行うなど、充実した一年間を過ごしました。

現在に至るまで、日本と日本語への関心が一切減っていません。2012年にライデン大学院を卒業し、「大丸翻訳」を設立し、フリーランサーとして翻訳業務を行っております。それ以来、私は主に日本で業務スーパー等を運営している、「株式会社神戸物産」でフリーランサーとしての仕事をしています。

2013年に日本語能力試験N1の資格を取得しました。社会人になりましたが、日本にもまだよく旅します。オランダと日本は私にとって世界で最も心地よい場所で、今後も「粋翻訳」の仕事を通して両国の関係を深めていきたいと思っています。

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